“てしほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天鹽75.0%
手鹽25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天鹽てしほの土地問題も、松田の雇ひ技師に書類を見せたところ、とても相談にならないと云ふので、北劍の家へ行つて、義雄は書類を返却してしまつた。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「道會は一週間で終るのだが、それが濟むと、或會社の依頼で北見、天鹽てしほの國境にある山林を見に行きます——さう、かうしてゐると、もう、雪が降り出しますから、なア——」
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「あのが二つの時前の亭主に死別れて、此處へ連れ子を承知で二度目の嫁入しました。でも、家の人は、それは/\お駒を可愛がつてくれました。——十七年も手鹽てしほにかけて育てたんですもの」