“ていすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貞水50.0%
鄭垂50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この仙太郎さんの一人娘が講釈師の貞水ていすいと好い仲になって、死ぬの生きるのという騒ぎのあった事も人聞ひとぎきに聞いて覚えてはいるが、まとまった記憶は今頭のどこにも残っていない。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これが日本に留学していた、氏の令息鄭垂ていすい氏である。氏と懇意な波多君は、すぐに私を紹介した。鄭垂氏は日本語に堪能だから、氏と話をする場合は、波多村田両先生の通訳をわずらわす必要はない。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)