“ちぢみや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縮布屋50.0%
縮屋50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこの追分で、道をちがえたか、それとも、裏街道と、早まって、先へ追い越してしまったのか、縮布屋ちぢみや丈八は、とうとう、一角の姿を見出さなかった。
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いえいえ、てまえは、縮布屋ちぢみやの手代で、物売りではございません」と、若者は、ていねいに挨拶をし直して
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「じゃ、あれじゃねえか。縮布屋ちぢみやさん、あの板屋の横に、昼寝をしていたが」
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……縮屋ちぢみや新助じゃねえが江戸っ子が何でえ。徳川三百年の御治世がドウしたというんだ。はばかんながら博多の港は、世界中で一番古いんだぞ。埃及エジプト歴山港アレキサンドリアよりもズット古いんだ。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)