“ちた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
知多87.5%
千田12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治十四年の夏、当時名古屋鎮台につとめていた父に連れられて知多ちた郡の海岸の大野とかいうところへ「塩湯治しおとうじ」に行った。
海水浴 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
潮湯治しおとうじ(海水浴のこと)に名古屋から来る客は、たいてい汽車で半田はんだまで来て、半田から知多ちた半島西海岸の大野や新舞子まで人力車でゆられていったもので
おじいさんのランプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
稲の穂の千田ちたきざをなし靡く時唯ならぬかな姥捨の秋
晶子鑑賞 (新字旧仮名) / 平野万里(著)