“ちくは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竹坡50.0%
竹輪50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時安濃津の藩校有造館には斎藤拙堂が石川竹崖ちくがいの後をついで督学の職にあった。教授には川村竹坡ちくは平松楽斎ひらまつらくさい土井聱牙どいごうがの諸儒があって、一藩の学術おおいに見るべきものがあった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
口取に蒲鉾はついてるが、どす黒くて竹輪ちくはの出来損ないである。刺身も並んでるが、厚くつて鮪の切り身をなまで食ふと同じ事だ。それでも隣り近所の連中はむしや/\旨さうに食つて居る。
坊っちやん (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)