“たまくしげふたりうらしま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玉篋両浦嶼50.0%
玉篋兩浦島50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生は現世にも珍らしい耳を持つてゐた詩人である。たとへば「玉篋両浦嶼たまくしげふたりうらしま」を読んでも、如何に先生が日本語の響を知つてゐたかがうかがはれるであらう。
わたくしが始めて先生の謦欬けいがいに接することを得たのは、明治三十三四年頃先生の戯曲玉篋兩浦島たまくしげふたりうらしまが伊井一座の新派俳優によつて市村座の舞臺で演じられたのを見に行つた時であつた。
鴎外記念館のこと (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)