“たけしばきすい”の漢字の書き方と例文
語句割合
竹柴其水100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竹柴其水たけしばきすいは明治座の立作者として、専ら左団次一座のために新作の筆を執っていた。福地桜痴ふくちおうち居士は歌舞伎座にあって、これは専ら団十郎のために書いていた。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
明治座の「会津𪤕あいづみやげ明治組重」は竹柴其水たけしばきすいの作、維新の会津戦争から今度の日清戦争までを連続して脚色した通し狂言で、むかしの戦いと今の戦いとを対照して見せたようなものであった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
これは竹柴其水たけしばきすいの作であるが、依田学海よだがっかい居士作の「文覚勧進帳もんがくかんじんちょう」にったもので、かつまたそれを勝手に改作したとかいって、学海居士は新聞紙上で憤懣ふんまんの辞を洩らしていたように記憶している。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)