“たいしゃくどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
帝釈堂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれは浄心寺の帝釈堂たいしゃくどうの前で待っているから。……おれの頼むことに、もしお利江さんがウンと言ってくれたらだいぶおもしろい芝居が打てそうだ
顎十郎捕物帳:20 金鳳釵 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
善吉の話によると、安蔵は去年の春の彼岸ちゅうにふな釣りに出た。近所の釣り場所は大抵あさり尽くしているので、柴又しばまた帝釈堂たいしゃくどうから二町ほど離れた下矢切しもやぎりの渡し場の近所まで出かけたのである。
半七捕物帳:51 大森の鶏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)