“そらめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空目83.3%
空眼16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしや自分の空目そらめかと思ったのですが、どうもそうばかりではないらしく、一人の婆が真っ白な姿で路ばたに坐っていたのは本当のように思われてならないのです。
妖婆 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
フアン、ヰンクル夫人の名を聞く度、リツプは相替らず頭を掉り、肩を聳かし、空目そらめを遣ひますが、この身振は彼の自分の運命を諦めたしるしとも、又た圧制を脱れた喜の徴とも取られませう。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
み冬の夕かげあかきすなの原空眼そらめ薄らに駱駝来れり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)