“ずずや”の漢字の書き方と例文
語句割合
数珠屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……それで今夜、隙を見て、六条の数珠屋ずずやの二階から逃げ出して来たところ、すぐ感づいて、後から追って来たらしいんです
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そちとわしとの争いは後で決めよう。わしは、この樹の上にかくれている女を降ろし、この先の数珠屋ずずやの宿まで連れ戻るから、それまで待っておれ」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それを、なんですか、あなたは私を数珠屋ずずやの二階に縛りつけたりなどしてッ。——わたしが、武蔵様のことを心配すると、あなたは、わたしを憎いようにいじめて来たではありませんか。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「宿を覚えていてください。六条御坊前の数珠屋ずずやの座敷にいますから」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)