“すだれど”の漢字の書き方と例文
語句割合
簾戸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、さっきから、簾戸すだれど一重へだてた茶の間に坐りこんで、聞き耳を立てていたお祖母さんに、店の話声が逐一ちくいち聞えていないはずはなかった。
次郎物語:03 第三部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
常磐津ときわずのうまい若い子や、腕達者な年増としま芸者げいしゃなどが、そこに現われた。表二階にも誰か一組客があって、芸者たちの出入りする姿が、簾戸すだれどごしに見られた。
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)