“じゅっぺい”の漢字の書き方と例文
語句割合
恤兵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国防献金ももはや問題とならない(但し恤兵じゅっぺい事業等は郷党の心からなる寄附金による事が望ましい)。
戦争史大観 (新字新仮名) / 石原莞爾(著)
やれ恤兵じゅっぺいとか慰問とか夢中になって騒ぎ立てている時節でしたから、負傷の軍人を見舞のためにUの温泉場へ出かけて行くなどということを、むしろ喜んでいたくらいでした。
鰻に呪われた男 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
一日幾度となく眩暈めまい卒倒する風なので、九月末、予後療養のため、看護婦と三四名の下婢を附添わせて箱根の別荘へ送ったが、開戦以来、俺は華族会館に恤兵じゅっぺい会の事務所を置き
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)