“じちれう”の漢字の書き方と例文
語句割合
自治寮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の自治寮じちれうにありし頃、同室の藤野滋ふぢのしげる君、しばしば僕をあざけつていはく、「君は文科にゐる癖に巻煙草の味も知らないんですか?」と。僕は今や巻煙草の味を知り過ぎ、かへつて断煙を実行せんとす。
病中雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)