“しんぼうづよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
辛抱強66.7%
辛防強33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして、五十日間それを開かなかった。悟浄は辛抱強しんぼうづよく待った。五十日めにふたたび眼を覚ました坐忘先生は前にすわっている悟浄を見て言った。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
李陵は辛抱強しんぼうづよく、その不可能とも思われる機会の到来を待った。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
津田はまた辛防強しんぼうづよくいつまでもそれをいていた。しまいに二人はとうとう兄に向わなければならなくなった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)