“しゅくわり”の漢字の書き方と例文
語句割合
宿割100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「新茶屋の境から峠の峰まで道普請みちぶしんよなし。尾州からはもう宿割しゅくわりの役人まで見えていますぞ。道造りの見分けんぶん、見分で、みんないそがしい思いをしましたに。」
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
道橋の見分に、宿割しゅくわりに、その方の役人はすでに何回となく馬籠へも入り込んで来た。半蔵はこの山家に一橋公を迎える日のあるかとおもって見て、上段の間を歩き回っていた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
前もって宿割しゅくわりの役人を迎え、御宿札おやどふだというもののほかに関所を通過する送り荷の御鑑札を渡され、畳表を新しくするとか障子を張り替えるとか、時には壁を塗り替えるとかして
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)