“しったつり”の漢字の書き方と例文
語句割合
執達吏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亡夫の遺産は年端としはもゆかぬ庄吉がみるみる使い果し家屋敷は借金のカタにとりたてられ、執達吏しったつりはくる、御当人は逃げだして文学少女とママゴトみたいな生活して、原稿は売れず
オモチャ箱 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
あたかも道楽息子に実印を渡した様なもので、借用証文にベタベタ判をしてしまったのにも気付かず、執達吏しったつりが押し懸けて来て愈々いよいよ強制執行をされる段になって、初めて大騒ぎをすると同然である。
選挙人に与う (新字新仮名) / 大隈重信(著)