“しっしっ”の漢字の書き方と例文
語句割合
叱々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叱々しっしっ! 静聴し給え諸君、万一僕の企てが成功したらどうせられる、僕は今やここに救世主の資格を以て、諸君を瀕死の境より救い出そうと欲するのである」
太陽系統の滅亡 (新字新仮名) / 木村小舟(著)
船頭ははらはらして叱々しっしっと注意をし、母親は子供の口を手でふさいで、泣くと牛がびっくりして川に落ちるぞというと、子供が一層大声になり、怖がって泣き出した。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
その時、不意に右手の松林の間から、叱々しっしっと声がして、のそりと、一つの動物が現われ出しました。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)