トップ
>
さのまつ
ふりがな文庫
“さのまつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
佐野松
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐野松
(逆引き)
「鈴川主水の女房はお葉だぜ——去つた女房にしても、その女と逢引を重ねてゐる
佐野松
(
さのまつ
)
が、憎くないことはあるまい」
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
中橋の
佐野松
(
さのまつ
)
へつれて往くこと度々であつた。しかし此
癖好
(
へきかう
)
は恐くは源を抽斎先生に発したものであつたらしい。抽斎先生は佐野松の主な顧客であつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
言ひにくかつたら、俺が代りに言つてやらうか、——お前は何にかのわけがあつて、時々姿を變えて、
螢澤
(
ほたるざは
)
に通ひ、鈴川家の弟
佐野松
(
さのまつ
)
と逢つてゐた。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
佐野松
(
さのまつ
)
が女を引入れた樣子はなく、出て行く姿を見たものもないといふのに、良い男の佐野松が、時々女を引入れて、人知れず逢引を重ねてゐたことは疑ひもなかつたのです。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さのまつ(佐野松)の例文をもっと
(2作品)
見る