“さうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
叢起50.0%
爭氣50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我胸裏には萬感叢起さうきせり。ベルナルドオこゝに在り。我とかれ咫尺しせきす。われはかく思ふと共に、身うちの悉くふるひわなゝくを覺えて、力なく亭内なる長椅の上に坐したり。
その中に近づいて來たのは、三十五六の獰猛だうまうな武家、私慾と爭氣さうきをねり固めたやうな男ですが、その代りお國侍らしい單純さも、何處かに匂ひます。