“ごんだい”の漢字の書き方と例文
語句割合
権大100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はい。権大ごんだいノお局さまと、三位ノ廉子さまへ、また侍者じしゃのお二人へも、それぞれ、そっとお手わたししておきました」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女と権大ごんだいノ局とは、あわてて仮のむしろの御座を、ともの一端にしつらえた。帝はそれへ胡坐あぐらしながら、ふと、ふたりの姿のほかを見まわして、ご不審そうに呟いた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女あれには、ことばの上で告げてある。が、いちどもここへ来ていない権大ごんだいと三位ノ局へは、二十四日の手筈を、書中にしたためてやるほかに手だてはない。抜かるなよ」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)