“このかど”の漢字の書き方と例文
語句割合
此角100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三四郎は立つたまゝ、女の後姿うしろすがたを見守つてゐる。女はかどた。がらうとする途端に振り返つた。三四郎は赤面する許りに狼狽した。女はにこりと笑つて、此角このかどですかと云ふ様な相図を顔でした。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)