“このえけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
近衛家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十四の年に後家さんになった将軍の御台所が、すなわち天璋院てんしょういんであります。天璋院殿は島津の息女であったけれども、近衛家このえけの養女として、将軍家定に縁附いたものだということであります。
わが主人政宗は、一年二回は必ず国内の産物を挙げて、近衛家このえけの手より禁中へ献上なされる。——どんな戦乱の年でも、この伝献を怠られたことはござらぬ。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「間違いではない、摂家筆頭の近衛家このえけだって、千石そこそこだ」
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)