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ことしろぬし
ふりがな文庫
“ことしろぬし”の漢字の書き方と例文
カタカナ:
コトシロヌシ
語句
割合
事代主
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事代主
(逆引き)
あの大國主の神が農業の祖神であり、
事代主
(
ことしろぬし
)
の神が漁業の祖神であることが分つて見ると、俵をふまへ釣竿をかついだ、父子二神の姿も讀めて來る。
山陰土産
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
これは
事代主
(
ことしろぬし
)
(また古からの別説では大ヤマズミノミコトともいう)を祀った日本土着の大親分が祭神なのである。
安吾の新日本地理:05 消え失せた沙漠―大島の巻――
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
船から見て行く島根半島の方に私達の話頭を轉じ、國讓りの故事を語り、
事代主
(
ことしろぬし
)
の神の昔を語り、この世がまだ暗く國も
稚
(
をさな
)
かつたといふ遠い神代の傳説の方へ私達の心を連れて行くのは野村君だ。
山陰土産
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
あの
事代主
(
ことしろぬし
)
の神が鷄の鳴聲に
欺
(
だまか
)
されて、身を危ふくするところであつたといふやうなお伽話からでもなく、實は出雲民族に取つて忘れられない國讓りの日を記念するためであらうとのことであつた。
山陰土産
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
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