“ここつら”の漢字の書き方と例文
語句割合
九面100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やあ、九面ここつらの太平が小屋を描いてあらあ。九面の太平が小屋、あんかかあが、餓鬼をしょって立ってやがら」
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
勿来の関を見てから、小名浜おなはまで泊るつもりで、平潟ひらかたの町を出て、九面ここつらから僅かの登りをのぼって、古関こせきのあとへ立って見ると、白雲は旅情おさえがたきものがあります。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)