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こぐて
ふりがな文庫
“こぐて”の漢字の書き方と例文
語句
割合
漕手
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漕手
(逆引き)
女は僕等の舟を送つて三四町も來たが、徳二郎に叱られて
漕手
(
こぐて
)
を止めた、其中に二艘の小舟はだん/\遠ざかつた。舟の別れんとする時、女は僕に向て何時までも
少年の悲哀
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
舟は
暫時
(
しばら
)
く大船小船六七
艘
(
さう
)
の間を縫ふて進んで居たが間もなく廣々とした沖合に出た。月は益々冴えて秋の夜かと思はれるばかり、女は
漕手
(
こぐて
)
を
止
(
とゞ
)
めて僕の傍に坐つた。
少年の悲哀
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
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