“こくそうこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒宋公50.0%
黒宋江50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女はその晩、すっかり張三ちょうさん(文遠)に魅されてしまった。色の黒い黒宋公こくそうこう旦那が、色白な張三の肉付きに見くらべられては、よけい虫が好かなくなった。恋情おもいは別れ際の眼もとにあふれていたろう。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
色が黒いところからきた別名で、またの名を“黒宋江こくそうこう”とも呼ばれたが、ほかになお“及時雨きゅうじう宋江そうこう”という異名もある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)