“黒宋公”の読み方と例文
読み方割合
こくそうこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女はその晩、すっかり張三ちょうさん(文遠)に魅されてしまった。色の黒い黒宋公こくそうこう旦那が、色白な張三の肉付きに見くらべられては、よけい虫が好かなくなった。恋情おもいは別れ際の眼もとにあふれていたろう。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)