“こくさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剋殺66.7%
国札33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分はその当時それを諫止することをし得ない程、自分自らが剋殺こくさつの感じに満ちて居たのであつた。
計画 (新字旧仮名) / 平出修(著)
自分はその當時それを諌止することをし得ない程、自分自らが剋殺こくさつの感じに滿ちて居たのであつた。
計画 (旧字旧仮名) / 平出修(著)
紀州はじめ諸藩士の家禄かろくは削減せられ、国札こくさつの流用はくふうせられ、当百銭(天保銭)の鋳造許可を請う藩が続出して、贋造がんぞうの貨幣までがあらわれるほどの衰えた世となった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)