“げっけいじゅ”の漢字の書き方と例文
語句割合
月桂樹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その人のひたい月桂樹げっけいじゅの冠は、他の誰にも見えないので、きっと馬鹿扱いを受けるでしょうし、誰もお嫁に行ってあげてお世話しようともしないでしょうから
きりぎりす (新字新仮名) / 太宰治(著)
……あの頃はみんな純粋だった、金も無いし名もないが、みんな頭には月桂樹げっけいじゅの冠をかぶっていたからね。きみなんぞとは違うんだ、きみなんぞは。……飲め周五郎、くよくよするな。
陽気な客 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ひどく貧乏な百姓家でも、緑色の月桂樹げっけいじゅひいらぎを飾りたてて、祝日を迎えた。