“ぐんぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ：グンギ
語句割合
群疑66.7%
群議33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“群疑（ぐんぎ）”とは何であったかはここで再言するまでもない。要するに、信雄は秀吉の手にのったのだ。
新書太閤記：11 第十一分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
そして群疑（ぐんぎ）はまた雲のごとく湧（わ）き上った。けれども、母親のいったように付き添うている隠居の婆さんと、自分の娘と二人の病人を持っているのが真実ならば、急（せわ）しい道理である。
狂乱 (新字新仮名) ／ 近松秋江(著)
と、眼前の小事として、群議（ぐんぎ）にまかせておく気であったものか、なお未だ、彼の大腹中を真に知る者はなかった。
新書太閤記：08 第八分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)