“くるみざわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
胡見沢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは高山の新お代官胡見沢くるみざわ愛妾あいしょうお蘭どののお手元金であったのを、がんりきの百というやくざ野郎がちょろまかして来て、それをこの芸妓の福松に預けて
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ちょうどその日、代官の屋敷では新お代官の胡見沢くるみざわが、愛妾のお蘭の方と雪見の宴を催しておりました。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
代官の胡見沢くるみざわが百姓をしぼって淫婦お蘭に入れ揚げた金だから、それが偶然の機会で福松の手に落ちたのは、すなわち授かり物であって、お金のためから言っても
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)