“くせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
九世50.0%
苦生50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう二十日過はつかすぎだし少し稼ごう。——そのシャルル九世くせい年代記を、わが文化の版、三馬さんばの浮世風呂にかさねて袋棚にさしおいた。——この度胸でないと仕事は出来ない。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「並んだ中にいつも陰気で、じめじめして病人のようだからといって、上杉先生が、おなじく渾名あだなして——久須利くすり苦生くせい。」
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)