“きららざか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雲母坂83.3%
雲母阪16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして徐々に、叡山えいざん山麓の西がわ——西坂本、雲母坂きららざか——へかけて厚い布陣をみせ、なお次の新手を翌日には加えていた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「また、いうまでもなく、叡山から内裏への途々には、六波羅の眼が油断あるまい。雲母坂きららざか、白川道など、いずれを行くも危うかろうぞ。なんとするか」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お俊は山田を甚七の所へ、誘出しさえすればいゝと、山越えに雲母阪きららざかへかかった。
新訂雲母阪 (新字新仮名) / 直木三十五(著)