“きたせんじゅ”の漢字の書き方と例文
語句割合
北千住100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの頃は亡くなった父が秋草を北千住きたせんじゅの家の裏庭に作っていたので、土曜日に上条から父の所へ帰って見ると、もう二百十日が近いからと云って、篠竹しのだけを沢山買って来て
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
北千住きたせんじゅよりの橋の上に一団の火焔がもえあがるとみるや、たちまち大輪の火の車となっておともの人々を川に追いおとし、うなりを生じて家光のかごのほうにちかづくのです。
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
その頃北千住きたせんじゅに住んでいました。千住は四宿といわれた宿場跡なのです。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)