“がっこつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
顎骨100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、惨忍にかがやいていた眼も、酷悪（こくあく）に尖（とが）っていた鼻ばしらや顎骨（がっこつ）も、どことなく和（なご）んでしまって、つい先ごろここで
親鸞 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
庸三は少し尖（とが）りのある後頭部から、強い意志の表象でもありそうな顎骨（がっこつ）のあたりを、辛うじて見ることができたが、時々そっちへ惹き着けられている葉子の目も何となく彼の感じに通った。
仮装人物 (新字新仮名) ／ 徳田秋声(著)
だが、ふとい鼻骨と、頑健な顎骨（がっこつ）が、あくまで男性的な強い線をひいていた。
親鸞 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)