“かんじんかなめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
肝腎要100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心経の二字について 次に『心経』ということでありますが、ここで「心」というのは、真髄とか、核心とか、中心とか、いったような意味で、つまり肝腎要かんじんかなめということです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
つまりいやが応でも兇器を発見して、その兇器から当りを付けて行かなければならない事になって来たが、その肝腎要かんじんかなめの兇器が、事件発生以来どうしても見付からないのには弱らされたね。
近眼芸妓と迷宮事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
祖父の物語でいちばん肝腎要かんじんかなめなところは、祖父が生涯に一度も嘘をつかなかつたといふ点で、祖父が物語るかぎり、それはまさしくこの世にあつた正真正銘まことの話に違ひなかつたのぢや。