“かるも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刈藻75.0%
苅藻25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに刈藻かるも川やら蓮池の湿地帯をうしろにしていたので、一万以上の人馬がすべてその秩序をうしなってしまい、会下山から蓮池まで、見る見るたくさんな犠牲を諸所に捨てたものだったろう。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尻池村をすぎ平知章墓たひらのともあきらのはか監物頼賢墓けんもつよりかたのはか平通盛墓を看る。苅藻かるも川の小流を経て東須磨に到る。いなば薬師に詣り西須磨をすぐ。西須磨の家毎軒竹簾を垂る。平家内裏を遷しし時の遺風なりといへり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)