“かねつり”の漢字の書き方と例文
語句割合
鐘釣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鐘釣かねつり温泉の岩洞や西山温泉の岩の浴槽はいい、稍やこれに近いものに法師温泉がある。
四十年前の袋田の瀑 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
六、七箇所あっていずれもぬるいが一個所熱いのがある。元より河原を掘って湯を湛え、それに浴するのであるから浴槽などはなく、又同じ自然の儘でも鐘釣かねつりや花敷ほど感じはよくない。
三国山と苗場山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
鐘釣かねつり温泉の湯壺に浸ったことのある人は、温泉の湧き出している洞門の岩壁が更に大きく穹窿状きゅうりゅうじょうに拡がろうとする目の高さの処に、慶応三卯八月 山奉行辻安兵衛山廻伊藤刑部と書いた
黒部川を遡る (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)