“かつらはらしんのう”の漢字の書き方と例文

語句	割合
葛原親王	100.0%

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

さすが、坂東の豪族、桓武天皇の御子、葛原親王（かつらはらしんのう）の末——平良持がいた頃の勢力がうかがわれる。貴様はその総領息子じゃないか。——おいっ、しっかりしろよ

平の将門 (新字新仮名) ／吉川英治(著)

葛原親王（かつらはらしんのう）いらいの家柄と申すことでござりまする、それに権現様以前より苗字帯刀（みょうじたいとう）は御免、国主大名の系図にも劣らぬ家柄でござりまする故に、神尾家にとって釣合わぬ格式とは存じませぬ

大菩薩峠：13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) ／中里介山(著)

桓武（かんむ）天皇——葛原親王（かつらはらしんのう）——高見王（たかみのおう）——平高望（たいらのたかもち）——平良持（よしもち）——そして今の相馬の小次郎。

平の将門 (新字新仮名) ／吉川英治(著)

葛原親王（かつらはらしんのう）以来と言われる有野の馬大尽の家には無数の秘宝があるということだが、そのうちにも一本の名刀がある。それは非常な名刀であるという評判だけを聞いていたが、まだ見た者がありません。