“かがみびら”の漢字の書き方と例文
語句割合
鏡開100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沁々しみじみと、肚の底でいった。——考えてみると、正月は式日が多い。二月一日は、日光のお鏡開かがみびらき、これも式日だ。
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二月一日は又、日光のお鏡開かがみびらき、これも凶を忌む日である。——で、それが過ぎれば、処決の日は間もあるまいと——自分など自由な身よりも先に洞察して、別れの酒をんでいたものとみえる。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)