“かいえつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
蒯越100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「先頃城内で、蒯越かいえつが劉表に説いていました。——的盧てきろは凶馬と——乗る人にたたりをなすと。——どうかそのご乗馬はお換えください」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幼主と蔡夫人を主座に仰ぎ、蔡瑁、蒯越かいえつ以下、宿将群臣たちは日々評議に余念なかった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蒯越かいえつの同意を得、また良策を聞いて、蔡瑁は、事成就じょうじゅと歓んで、すぐ手筈にかかった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、斬罪にしようとしたが蒯越かいえつのいさめによって、ようやく事なく済んだ。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「君。ちょっと、顔を貸してくれぬか」と、大将蒯越かいえつに耳打ちした。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
式がすむと彼は、まず荊州の旧臣中から蒯越かいえつをよび出して
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)