“おほさうぢ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大掃除100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家の中は又大掃除おほさうぢほど探し拔かれましたが、平次はもうそんな事を當てにしません。フラリと飛出すと、ツイ寮の入口から、向島の土手どての上に驅け上がつてしまひました。
「搜しましたよ。大掃除おほさうぢほどの騷ぎをしましたが、床下にも、天井裏にも、押入にも疊の目にも、のみ一匹隱れてゐるこつちやございません。この通り、親分は疳性かんしやうで、掛物も置物もない部屋です」
「疊は新しくない樣だが、近頃表替をしたか、大掃除おほさうぢをしたらしいな」