“おしじょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
忍城100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おちつかなくてはいけない、決してせいてはならない、いま自分が云うどんなひと言も忍城おしじょうの運命にかかわらずにはいないのだ。
日本婦道記:笄堀 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
けれども三万の石田軍は僅か三日にしてこれをみ潰し、その勢いを駆って忍城おしじょうへと攻寄せたのである。
荒法師 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
忍城おしじょうはまもりもてうすく、兵も武器もとるにたらぬ数ではあり、とうてい大軍をひきうけて戦うことはできません、それにひきかえ館林の城は防備も堅く、上野こうずけ八ヶ城の人数が合体しておりますから
日本婦道記:笄堀 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)