“おくりぬし”の漢字の書き方と例文
語句割合
贈主100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべて旧藩侯の庭園だ、と言うにつけても、贈主おくりぬしなる貴公子の面影さえ浮ぶ、伯爵の鸚鵡おうむを何としょう。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そしてきのう貰った高価の装飾品をでも、その贈主おくりぬしがきょうかねに困ると云えば、平気で戻してくれる。
すべて旧藩侯きゅうはんこうの庭園だ、と言ふにつけても、贈主おくりぬしなる貴公子の面影おもかげさへ浮ぶ、伯爵の鸚鵡おうむなんとせう。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)