“うとそうそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
烏兎匆々40.0%
烏兎匇々20.0%
烏兎怱々20.0%
烏兎早々20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
句意は春の日の長閑な趣をいったので、烏兎匆々うとそうそうといったり、光陰如矢こういんやのごとしといったりするその早い月日をこのごろは気候の長閑なので考えもせずにいたというのであります。
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
ついこの間のような気がしているが、全く烏兎匇々うとそうそうといった古風な形容詞にふさわしい感じだ。
来た頃は留学中の或教授の留守居というのであったが、遂にここに留まることとなり、烏兎怱々うとそうそういつしか二十年近くの年月を過すに至った。
或教授の退職の辞 (新字新仮名) / 西田幾多郎(著)
烏兎早々うとそうそう、年の暮が近づいた。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)