“いらござき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伊良湖岬50.0%
伊良湖崎50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三十年前に自分がこの花を初めて知ったのは、三州の伊良湖岬いらござきであった。千鳥のことに多い砂浜で、広々と東南の大洋に面しているゆえに、薄暮が最も幽寂であった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
途方もなく古い話だが、私は明治三十年の夏、まだ大学の二年生の休みに、三河みかわ伊良湖崎いらござきの突端に一月余り遊んでいて、このいわゆるあゆの風の経験をしたことがある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)