“いしゅいこん”の漢字の書き方と例文
語句割合
意趣遺恨100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人に意趣遺恨いしゅいこんをふくまれて暗討ちにあうような伊兵衛棟梁ではなし、これで最初の刹那からみなが考えていたように物盗ものとり、金が目当ての兇行ときまった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「されば、もとよりその夜の意趣遺恨いしゅいこんではなく、拙者の知人しりびとである銀五郎と、ほか一名の者が、故なくして、方々かたがたに捕われたと聞き、お下げ渡しを願いに出たのでござる」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「はい。そう言えば、そんなようなこともちらと小耳にははさみましたが——それでなんですい、その暴れこんだ連中てのは? 意趣遺恨いしゅいこんとでもいうような筋あいですかい?」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)