“あびきょうかん”の漢字の書き方と例文
語句割合
阿鼻叫喚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿鼻叫喚あびきょうかんの巷といってよい。他の乗客の迷惑などは、おかまいなし、どこかの料亭の大広間で、宴会でもしているつもりらしい。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
百蔵一人がエライわけではないけれど、百蔵一人のために大混乱を引起して、その大混乱が阿鼻叫喚あびきょうかんの世界に変ろうとする時でありました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さながら、阿鼻叫喚あびきょうかんのちまたで、この圧倒的に優勢な兵力の前には、さしもの僧兵も、神輿を振り捨てると、一目散に、比叡の山へ帰っていった。