トップ
>
『サーベル礼讃』
ふりがな文庫
『
サーベル礼讃
(
サーベルらいさん
)
』
小生が、今度の変事で最も感心したことは何と言っても軍人の威力である。——自然の威力に就ては何も今さらではないから。ところで一たい、天然の災害に対して剣つき銃の出動を俟たざるを得ざるかの如きは、その理由が何から発しているかを知らず最も不泰平の …
著者
佐藤春夫
初出
「改造 第五卷第十號」改造社、1923(大正12)年10月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
一
(
いっ
)
如何
(
いかが
)
俟
(
ま
)
所謂
(
いわゆる
)
燦
(
さん
)