『常識（じょうしき）』
昔、京都に近い愛宕山に、黙想と読経に余念のない高僧があった。住んでいた小さい寺は、どの村からも遠く離れていた、そんな淋しい処では誰かの世話がなくては日常の生活にも不自由するばかりであったろうが、信心深い田舎の人々が代る代るきまって毎月米や野 …
著者小泉八雲
翻訳者田部隆次
ジャンル文学 > 英米文学 > 小説 物語
原題COMMON SENSE
文字種別新字新仮名
読書目安時間約5分（500文字/分）
朗読目安時間約7分（300文字/分）
題名が同じ作品
常識 （新字新仮名）／ 豊島与志雄 （著）